クウィブカ31追悼式典、フィリピンで開催
2025年6月3日、フィリピン — デ・ラ・サール医療・健康科学研究所にて、「グローバルな理解:クウィブカ31 ― ツチ族に対するジェノサイドを追悼して:多様性を受け入れ、平和と団結を育む」をテーマに、クウィブカ31追悼式典が厳かに開催されました。
本式典は、フィリピン在住ルワンダ人コミュニティとの共催により行われ、学生、教職員、フィリピンのルワンダ人コミュニティー、そして高等教育委員会地域事務所IV-Aの代表が一堂に会し、人類史における最も悲惨な出来事の一つを追悼し、共に振り返る時間となりました。
マリー・クレール・ムカシネ駐日ルワンダ共和国特命全権大使が基調講演を行い、記憶することの道徳的責任と、それが平和への行動の原動力となる意義について強調しました。
「記憶とは受け身の行為ではありません。それは平和への行動を呼びかけるものです」と大使は述べました。
ムカシネ大使は、1994年のルワンダにおけるツチに対するジェノサイドがわずか100日間で100万人以上の命を奪った事実に触れ、その根底には植民地支配によって持ち込まれた差別的イデオロギーや、何十年にもわたる憎悪政治があったと語りました。こうした過去と真摯に向き合い、国家の癒しと和解に取り組む重要性を強調しました。
「クウィブカ」とは、ルワンダの公用語キニヤルワンダ語で「記憶する」という意味であり、大使はこの語が単なる追悼の行為にとどまらず、「真実・正義・国家の統一」への誓いでもあると説明しました。
フィリピンで開催されたクウィブカ31追悼式典は、過去を記憶し、遺族と生存者の強靭さに対する敬意を表す場でもあり、思いやり・正義・共通の人間性という価値を未来に向けて守り続けるという誓いを新たにする重要な機会となりました。
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