ルワンダの野菜生産性向上に向けて日本政府がルワンダの農家に95万ドル相当の高品質種子を寄付
国際協力機構(JICA)はルワンダ政府の経済復興計画を支援するため、野菜生産への新型コロナウィルスの影響に対応して、同国の農家に95万ドル相当の高品質な野菜種子を提供することで農業動物資源省(MINAGRI)と合意しました。
今回の支援はルワンダ政府が推進する地産地消政策に対するJICAの貢献の一環で、価格変動の影響を受けやすく、農村部や都市部の市場で最も購入されている野菜のバリュー・チェーン(価値連鎖)が対象となり、具体的にはサヤインゲン、玉葱、トマト、人参、キャベツ、ピーマン、茄子、アマランサスなどの野菜です。これらの野菜種子はMINAGRIとルワンダ農業動物資源開発局(RAB)が認定した全国18地区の約2,100haで配布・栽培されます。
農民の自立を促し、今回の支援の効果を高めるため、JICAは野菜栽培予定地の半分に種子を提供し、残り半分の地域では農家が種子を購入します。これによって、合計4,200haで栽培が行われます。この支援の受益者となる農民に対して、各地区の改良普及員が小規模農家市場志向型農業プロジェクト1(SMAP)で培った経験や技術を活かして技術指導を行います。
JICAは過去10年間、全国各地で零細農家の市場志向型農業を推進し、それによって農家の所得は大幅に増加しました。新型コロナウィルスの世界的な大流行を受けて供給連鎖が寸断される中、零細農家への高品質野菜種子の提供は同国の経済復興に寄与するとともに、農村部と都市部両方の消費者の市場価格の安定にもつながるでしょう。
さらに、今回の支援を通じてJICAとMINAGRIは、野菜の生産性と品質向上、および農業経営の維持・持続における高品質種子利用の重要性について農家の意識が高まることを期待しています。
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